業界の拡大

おばあちゃん

社会の高齢化が確実に進行しているという状況の中で、「高齢」というキーワードの中に新たなビジネスチャンスの開拓を目論む業者が増えてきました。少し前に、高齢者を対象とした介護事業や食事の宅配サービス事業に新規参入する業者が続出した時期がありました。現在もその傾向が維持され続けていますが、最近では遺品整理サービス業界への新規参入を図る業者が目立つようになってきています。遺品整理業を開始するにあたっては、行政等による許認可手続きを取る必要が一切ありません。もちろん、取っておいた方が良い許可等もありますが、その許可を受けていなくても営業を開始することができます。余計な費用や手間をかけずに誰でも営業を開始することができるため、今後新規参入を図る業者の数がさらに増えるだろうと予想されています。

先ほど遺品整理サービス業を開業するのは簡単だという趣旨のことを書きましたが、安定的に営業し続けていくことができるかどうかという点については、別問題になります。極端なことを言うと、体さえあれば遺品整理作業を行うことができますし、トラックを持っていなかったとしても、リヤカーがあれば不用品の回収をすることが可能です。しかし、現実的なことを考えると、そのような業者を積極的に利用したいと考える客はそう多くありません。わざわざお金を支払って利用するのですから、できるだけ質の高いサービスを受けたいと考えるのが当然です。良いサービスの提供を受けたいと希望しているのであれば、その業者が遺品整理士資格を取得しているかどうかを確認してみることをおすすめします。遺品整理士資格は民間資格ですが、この資格の有無を一定の目安にすることができます。